2017年8月15日火曜日

第128回金曜会のお知らせ



128回金曜会のご案内です。

神吉先生は酵素を血管生物学、エピジェネティクス、そして構造生物学と多面的視点から解析してこられました。
東京大学では10年以上前に次世代シークエンサー(NGS)の立ち上げに関わり、2013年よりテニュア助教として血管疾患の研究を続けられています。
NIH留学を機に分野を大きく変え、現在所属のNCI, Biophysics部門Dr. Subramaniam研究室は、構造生物学に革命を起こしたとも言われているクライオ電子顕微鏡で世界をリードする研究室で、数々のブレイクスルーを生み出しています。
(参考文献:2015 Nature methods of the year, Meyerson JR et al 2016 Nature, Merk A et al 2016 Cell, Matthies D et al 2016 Cell, Banerjee S et al 2016 Scienceなど多数)

今回の講演では、前半はNGSを用いたヒストン修飾 、クロマチン立体構造解析から見出した動脈硬化発症に関わるヒストン脱メチル化酵素の新規分子機構を、後半は最新のクライオ電子顕微鏡を用いた解糖系酵素PKの原子レベルでの構造解析についてお話ししていただきます。
また、NIH留学に至った経緯や分野を変えての留学に伴う苦労、日本で若手研究者が独立予算を獲得して自らの研究を行うためにはどうすれば良いのか、など研究にまつわる話もしていただく予定です。

多くの方のご参加をお待ちしております。

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128回金曜会 2017825日(金曜日)
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
・演題:生体機能を司る酵素—その生物学的機能と分子機能に迫るー
・演者:神吉康晴 先生
・懇親会:午後8時より、Rock Bottom
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