2024年1月5日金曜日

第212回金曜会のお知らせ

 

NIH金曜会の皆様

お正月早々日本からは大地震、それから飛行機事故など衝撃的かつ心痛むニュースが飛び込んで来ていますが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。皆様や皆様のご家族ご親戚、ご友人の方々のご無事をお祈り申し上げますとともに、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

このような心落ち着かない中ではありますが、本日は年明け初回の第212回金曜会(ハイブリッド開催)についてご案内させていただきます。


212回金曜会の演者は京都大学放射線生物研究センターの山田真太郎先生です。

山田先生は2013年からニューヨーク・メモリアルスローンケタリングがんセンターで博士研究員をなさり、その後2018年からは京都大学にて有性生殖やがん、老化、遺伝子工学の理解につながるDNAの組換えや修復の分子機構を研究しておられます。今回、メモリアルスローンケタリングがんセンターへの出張に際して、NIHにもお立ち寄りくださることになりました。

ぜひ多くの皆様にお越しいただき、活発な討議をいただけたらと思います。


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212回金曜会 2024119日(金)

講演会:午後6時(EST)よりハイブリッド形式
 - In person参加
  Building 37 4階カンファレンスルーム (Room #4041/4107)
 - オンライン参加
  Webex(リンクは参加登録者のみに送信します)

演者: 山田真太郎先生(京都大学)

演題:ゲノム修復機構の破綻による臓器特異的な発がん機構

懇親会:午後8時ごろより 
TBD (TBD)

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2023年12月8日金曜日

第211回金曜会のお知らせ

 年の瀬が少しずつ迫ってまいりましたが、今回は本年最後、第211回金曜会セミナーのご案内です。

演者はNCI, HIV and AIDS Malignancy Branchの田川嵩展先生です。

田川先生はNIHでの6年間の研究を通して、発癌性ウイルスであるエプスタインバーウイルスやカポジ肉腫ヘルペスウイルスがどのように宿主免疫システムから逃れて生涯に渡り感染し続けられるのかについて研究されています。その中で特にノンコーディングRNAに着目され、ウイルス由来、またヒト由来ノンコーディングRNAの機能解析について数々の成果を挙げられました。今回はNIHでのこれらの成果を概説していただくとともに、2024年2月よりPIとして着任されるエディンバラ大学への就職活動の経験談なども併せてお話しいただく予定です。


また懇親会は忘年会を兼ねて19時よりGuapo'sにて行う予定です。

2023年最後の金曜会です。みなさまお誘い合わせの上、奮ってご参加ください!

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講演会

2023年12月15日午後5時より In person 限定

@Building 37 4階カンファレンスルーム (Room #4041/4107)

演者

 田川 嵩展 先生

 (NCI/NIH)


演題

 Exposing stealth strategies: non-coding RNAs during oncogenic herpesvirus infection

懇親会(忘年会)

 午後7時ごろより @Guapo's (8130 Wisconsin Ave)



第210回金曜会のお知らせ

 今回の演者は岡山大学 分子医化学分野、岡山大学病院 歯科・口腔インプラント科部門の大野充昭先生です。

歯科口腔外科・整形外科領域で非常に重要である骨再生療法における、新しいヒトBMP-2遺伝子組み換えタンパク質 (rhBMP-2)製品の開発経緯、その製品を用いた治験、さらにBMP-2に関する基礎研究についてご講演していただきます。

また大野先生が開発されているシングルセルRNA-sequenceの解析で必須な複雑な解析をRやPythonといった言語を使うことなく解析可能なソフトウエアについても話していただく予定です。

ハイブリッド形式での開催ですが、是非会場まで足をお運びください!

 

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第210回 NIH金曜会 

 

講演会

 2023年12月8日午後6時より

 @Building 37 4階カンファレンスルーム (Room #4041/4107)

 

演者

 大野充昭先生

 (岡山大学 分子医化学分野、岡山大学病院 歯科・口腔インプラント科部門)

 

演題

BMP-2を応用した骨再生研究 -基礎研究から医師主導型治験に至るまで-

+ scRNA-seq解析ソフトウエアの開発

 

懇親会

 午後8時ごろより Rock Bottom (7900 Norfolk Ave)

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2023年11月22日水曜日

209回金曜会のお知らせ

いよいよホリデーシーズンですがいかがお過ごしでしょうか。

今回の演者はジョンズホプキンス大学医学部統合失調症センターの石塚公子先生とYukiko Y. Lema先生です。


同センターでは臨床で出くわす疑問をサイエンスするということを基本姿勢に、統合失調症の病態解明に取り組んでおられます。今回の講演では、臨床現場や患者会といった現場の状況をいかに管理しつつ研究に必要なサンプルやデータを収集するのかというところに始まり、そうして得たものをもとに解析を行って統合失調症を病型ではなくBiologicalに分類しようという試みやアルツハイマー型認知症のバイオマーカー同定の試みまで、未発表のCutting edgeなデータを含めて、お二人の先生にご講演いただきます。

精神疾患に興味をお持ちの方にとってのみならず、臨床と基礎の橋渡しの形についても実際的なお話をうかがえる大変貴重な機会です。In person限定の開催ですので是非会場まで足をお運びください!


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209 NIH金曜会 

講演会
 2023121日午後6時よりIn person限定
 @Building 37 4階カンファレンスルーム (Room #4041/4107)

演者
 石塚公子先生&Yukiko Y. Lema先生
 (ジョンズホプキンス大学医学部 統合失調症センター)

演題
 Deciphering novel mechanisms and biomarkers for
 neuropsychiatric disorders: multimodal studies with
 multiple tissue biopsies in a cross-disease,
 dimensional approach


懇親会
 午後8時ごろより 
 @Guapo's Restaurant (8130 Wisconsin Ave)
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(要旨)
統合失調症、双極性障害(双極性症)、その関連疾患はsevere mental illnessとして精神疾患の中でも特に医学的、科学的対象となるものだが、それらの有病率は総計で人口の5%を占めるコモンなものである。青年期に発症し長い経過をたどるものが多いため、その社会的負担は非常に大きい。発症メカニズムをターゲットとした薬剤は未だに開発されておらず、アンメットニーズの高い分野である。精神科遺伝学の分野では、新しいシークエンスのテクノロジーを使って全ゲノム的にリスク遺伝子を報告するが、それらは学術雑誌においては百科事典的な意味合いを持って出版されるも、これらは臨床診断名で分類した患者群を用いたものである。Severe mental illnessにおいては同一の診断名にあっても多面的で個人差が大きい病態の集まりであることから、これらの情報は必ずしも病理機構解明、薬剤の開発に直接的な恩恵をもたらしたとは言い難い。我々のセンターは診断名を超えて共通に介在する病態で疾患群を整理し、生検サンプルの活用を通して、病理機構解明と薬剤の開発を試みている。本プレゼテーションでは、このような橋渡し研究のベースとなる患者コホートを成功させるための基本的姿勢と実際的なストラテジー、生検サンプル、臨床データの収集についてまずお話しする。生検サンプルの中でもolfactory neuronal epitheliumの活用について発表する。この活用を通して進んでいる、統合失調症の病態生理解明のプロジェクトと、アルツハイマー病のバイオマーカープロジェクトについては、未発表のデータをご紹介する。




2023年11月2日木曜日

第208回金曜会のお知らせ

208回金曜会のお知らせです。通常と開催曜日が異なるのでご注意ください。1113日月曜日18よりインパーソンでの開催です。

 

208回の演者は千葉県がんセンター研究所・進化腫瘍学研究室の末永雄介先生です。末永先生はOpen reading frame dominance (ORFドミナンス)という概念を考案され、この指標が生物進化における遺伝子誕生の過程で上昇することを発見されました。またORFドミナンスの観点からがんの進化についての研究をお話しいただく予定です。今回インドネシア、テキサスで講演された後、NIHまで足を伸ばしていただけることになりました。

 

生物の進化や遺伝子誕生、がんの進化について思いを馳せるきっかけにぜひ足をお運びください!

 

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208 NIH金曜会

 

講演会:20231113(月)午後6時(EDT)よりin person形式
 

    場所: Building 37 4階カンファレンスルーム (Room #4041/4107)
   
演者:末永雄介先生(千葉県がんセンター)
   
演題:がん進化におけるORFドミナンスの変動と遺伝子誕生

懇親会:午後8時ごろより 
Bacchus of Lebanon (7945 Norfolk Ave)

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(講演要旨)

がんはその発症と進展において正常細胞には存在しないRNA isoformを多数発現する。しかし、こうしたトランスクリプトームの変化がどのようにプロテオームに影響を与え、がんの発症及び進展に寄与するかは不明な点が多い。我々はRNAの翻訳効率と相関する簡便な指標を探索する過程で、Open reading frame dominanceORFドミナンス)という概念を最近考案して報告した。この指標はnoncoding RNAを含む任意の遺伝子のRNA配列から一意に計算でき、生物進化における遺伝子誕生の過程で上昇することを発見した。次に生物進化と癌のクローン進化の現象としての類似性から、多段階発がん過程においても上昇するか検討を行った。まず、ヒト24がん種に発現するがん特異的RNAに対してORFドミナンスを網羅的に計算したところ、14がん種で有意に高いORFドミナンスを示した。次に、胆管および膵臓のマウスオルガノイド発がんモデルを解析したところ、発がんとともにcoding RNA及びnoncoding RNAORFドミナンスが増加することを見出した。Gene Ontology解析の結果、ORFドミナンスが上昇した遺伝子セットは細胞増殖及び分裂期制御に関連し、ORFドミナンスが低下した遺伝子セットはDNA損傷やDNA修復に関連した。また、トランスラトーム解析により、発がん時にORFドミナンスが高まるとともにリボソーム結合RNAからの翻訳効率が高まることが実験的に示された。さらに、多段階発癌マウスモデル及び臨床データの解析から、がんの進展に伴いORFドミナンスにおけるcoding RNAnoncoding RNAの分布の境界が曖昧になることが示された。これは種の進化で見られるのと同様の現象だが、がんにおいては腫瘍内の増殖細胞数の減少とnoncoding RNAからのネオアンチジェンの出現確率の上昇を示唆すると考えられた。以上より、トランスクリプトームの翻訳変動はがん進化の主要な駆動力の一つであり、ORFドミナンスの変化がその動態を記述可能であることが示唆された。




  

2023年10月18日水曜日

第207回金曜会のお知らせ(ハイブリッド形式)

111日(注意:水曜日です)開催予定の第207回金曜会(ハイブリッド形式)のご案内です。


この回の演者は中外製薬研究本部・研究業務推進部の清水祐一郎さんです。清水さんはSt Jude Children's Research Hospitalでのポスドク時代に製薬会社に興味を持たれ、2010年より中外製薬にて創薬研究に従事してこられました。今回は中外製薬が強みとしている抗体医薬品について、それらを生み出すに至った背景とともにお話しいただきます。また、そうしたお話を通じて製薬企業での研究がどのように行われているのかをご紹介いただくとともに、キャリアのことについてもお話をいただく予定です。

「多くの人に製薬企業への就職について考えてもらいたいし、それによって日本のサイエンスを盛り上げたい」と熱いメッセージをいただいております。ぜひ多くの方にお越しいただき、お話をお聞きいただきたいと思います。

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207 NIH金曜会 

講演会:2023111日午後6時(EDT)よりハイブリッド形式
 - In person参加
  Building 37 4階カンファレンスルーム (Room #4041/4107)
 - オンライン参加
  Webex(リンクは参加登録者のみに送信します)

演者:清水祐一郎さん(中外製薬)

演題:【中外製薬における創薬研究】
   革新的抗体医薬品の創出から創薬研究に携わる
   各研究員の想いまで

懇親会:午後8時ごろより 
Rock Bottom (7900 Norfolk Ave)

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第206回金曜会(ブログ非公開)

 第206回金曜会演者先生希望によりブログ非公開とさせていただきます