2019年11月14日木曜日

第166回金曜会のお知らせ

166回金曜会のご案内です。今回の演者は、熊本大学・国際先端医学研究機構・幹細胞ストレス研究室の滝澤仁先生です。滝澤先生はNHLBIの向山洋介先生がホストをされるNHLBI CDBC特別セミナーにおいて、1211日の11時からBldg10 FAES Education & Conference Suite (2C116) にて講演されるのですが(https://calendar.nih.gov/app/MCalInfoView.aspx)、NIH研究員の皆様との交流をご希望されており、金曜会でもご講演いただく事になりました。今回のセミナーではToll様受容体をターゲットとした細菌感染における造血幹細胞の活性化についてお話いただきます。
 
また研究のお話に加え、熊本大学を国際拠点として推進していく上での苦労話についてもご紹介いただき、アメリカで研究に携わる皆様との意見交換もご希望されています。
 
滝澤先生のスケジュールのため水曜日の開催となりますが、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
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166回金曜会 20191211(水曜日)
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
  演者:滝澤 仁先生 (熊本大学・国際先端医学研究機構・幹細胞ストレス研究室)
  演題「造血研究の最前線と日本の国際化を目指して」
・懇親会:午後8時より Rock Bottom Restaurant & Brewery, Bethesda
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2019年11月13日水曜日

第165回金曜会のお知らせ

今回は、ワシントンDCで開かれるアメリカ細胞生物学会にご参加の2人の先生にご講演いただきます。

 前半の演者は東京都医学総合研究所 主席研究員の山野晃史先生です。2011年から約3年間NINDSRichard Youleのラボでポスドクをされたのち、2014年より東京医学総合研究所にて主にユビキチンに注目してパーキンソン病に関連したマイトファジーの研究をしておられます。今回の講演ではParkin/PINK1依存性の損傷ミトコンドリアの分解機構を中心に、パーキンソン病の克服に向けたお話をいただきます。

 後半の演者は医療法人徳洲会 野崎徳洲会病院附属研究所 部長の笹川覚先生です。笹川先生は2006年から3年間セントルイスにあるワシントン大学にてシニアリサーチャーとして海外勤務経験も持たれています。2016年からは現在のポストでご活躍されています。
今回の講演では、「Transcription Factor IIA が切断されないと何が起きる? 」という演題でお話しいただきます。造血幹細胞因子として知られるMLL1,2を翻訳後修飾で切断するユニークなプロテアーゼTaspase1KOマウスを作成されたことから得られた新たな知見や洞察についてご報告いただきます。
また、現在所属しておられる野崎徳洲会病院附属研究所(https://nozaki.tokushukai.or.jp/rint/)の研究環境などについてもお話しいただきます。日本で自由な研究環境をお探しの方、研究と臨床を両立させていきたい方にはきっと耳寄りなお話が頂けると思います。

今回は2本立てということで、いつにもまして多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。ぜひお誘いあわせの上、講演・懇親会にお越しください。

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165回金曜会 2019126()
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
  演者: 山野 晃史 先生 (東京都医学総合研究所)
  演題「パーキンソン病の鍵を握る損傷ミトコンドリア選択的分解」
      
       演者:笹川 覚 先生 (野崎徳洲会病院附属研究所)
  演題「Transcription Factor II A が切断されないと何が起きる? 
        
・懇親会:午後830分よりBangkok Garden (4906 St Elmo Ave, Bethesda)
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皆様のご参加をお待ちしております。    



2019年10月18日金曜日

第164回金曜会のご案内


NIH金曜会の皆様  

118日(金)に開催致します第164回金曜会のご案内です。
今回の演者は京都大学iPS細胞研究所 増殖分化機構研究部門教授の長船健二先生です。今回アメリカ腎臓学会に合わせてNIHを訪問され、ご講演いただくことになりました。
元々は腎臓内科医としてキャリアをスタートされた長船先生ですが、その後腎臓の発生、再生に関する研究を積み重ねてこられました。本講演では「iPS細胞を用いた腎疾患と糖尿病に対する再生医療の開発に向けて」と題してご自身が携わっておられる腎臓の三次元的再構築に向けた研究、細胞移植による糖尿病や腎性貧血の治療の可能性についてお話しいただきます。
すでにいくつかの疾患について臨床治験が開始されているiPS細胞を用いた再生医療の最前線について知る大変良い機会ですので、ぜひ多くの皆様にお越しいただきたく存じます。

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164回金曜会 2019118()
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
  演者:長船 健二先生 (京都大学iPS細胞研究所)
  演題   iPS細胞を用いた腎疾患と糖尿病に対する再生医療の開発に向けて」
・懇親会:午後8時より、 Bacchus of Lebanon (7945 Norfolk Ave)
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皆様の参加をお待ちしております。


ボストンキャリアフォーラムのご案内(11月1日‐3日)

NIH金曜会の皆様

先にポストしましたCPPとThe Japan-US Science Forum in Bosutonの開催と同時期に、ボストンにおきまして「ボストンキャリアフォーラム」という就職・転職イベントが開催されます。
ご参考までに、お知らせさせて頂きます。


The Japan-US Science Forum in Bostonのご案内(11月2日)


NIH金曜会の皆さま

JSPSワシントン研究連絡センター主催フォーラムのご案内です。NCIの小林久隆先生も演者としてご招待されています。

(文面以下より)

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11/2(土)開催】「The Japan-US Science Forum in Boston」のご案内(JSPS)

各位

JSPSワシントン研究連絡センターでは、米国に滞在中の我が国の研究者と米国の研究
者の交流を促進すべく、ネットワークの
形成支援を行っており、その一環として、下記の通りハーバード大学にて
The Japan-US Science Forum in Boston」を開催いたします。

本フォーラムは、ボストン地区における日本人研究者を中心に、日本と米国の研究者
がアカデミアの垣根を超えて交流することで、
世界的課題の克服にむけた協力に資することを目的に英語で行う公開シンポジウムです。

今年度は「ナノサイエンス」をテーマとし、各分野の専門家の方々を講師としてお招きし、
ご講演をいただく予定です。

また、本フォーラムの一環としてポスターセッションの開催も予定しており、テーマを問わず、
幅広い内容で参加を募集しております。

詳細につきましては、本フォーラムウェブサイト

を御参照のうえ、是非、ご参加ください。
また、フォーラムのセッションは全て英語で実施いたしますので、
お知り合いの研究者の方々にもご案内いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

                 記

日 時:2019112日(土)11:3017:30
会 場:Harvard University, Northwest Bldg.,
    52 Oxford Street, Room B103, Cambridge, MA 02138
参加費:無料(要事前登録、フォーラムウェブサイトの登録フォームをご利用ください)
その他:フォーラム、ポスターセッション共に英語

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JSPSワシントン研究連絡センター 
Japan Society for the Promotion of Science (JSPS) Washington Office
2001 L Street, N.W., Suite 1050, Washington, DC 20036, USA
Tel: +1-202-659-8190
Fax: +1-202-659-8199
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CPP2019 Boston 開催のお知らせ


NIH金曜会の皆様

合同会社シーピーピーの村磯鼎様より、CPP2019ボストンの周知依頼を頂きましたのでお知らせします。

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 CPP2019 Boston 開催のお知らせ (http://cppweb.jp)
   キャリアプランニングプログラム2019ボストン
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大学院生、ポスドク、研究者のためのキャリアフェア、CPPを以下のようにボストンにて開催します。多数の大学院生、研究者の方々のご参加をお待ちしています。

【日時】2019111()113()

【場所】Community Work Services
    174 Portland St., Boston,MA 02114

【主催】CPP, LLC. (合同会社シーピーピー)

【ジョブフェア】111()午後1時〜112()午後5
 ・企業ガイダンス、ディスカッション、交流会(1日目)
 ・各企業による説明会、個別面談(2日目)
 ・なお、2日目の午後5時までに会場にて応募をしますと、
  書類審査が行われ、合格者は翌日3日の面接を受けることができます。

【参加企業】大日本住友製薬、ペルセウスプロテオミクス、IQVIA

【参加方法】参加は無料です。 今年はウェブでの参加ができませんのでご注意ください。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

U R L https://cppweb.jp/home/cpp2019boston

【参考資料】CPPから大日本住友製薬に入社した研究者の声
      https://www.youtube.com/watch?v=zgORUvZs0CI

【注意事項】ジョブフェア3日目の企業が行う採用面接を受けるには、開催2日目までの応募が必要です。早めに参加登録をして事前に必要な情報を入手してください。

■CPP
とは?
日本では博士号を取得した若い人が将来アカデミアで仕事に就ける割合が1割という時代になりました。そのために博士号取得者の人生設計は、従来のモデルに頼った方法では難しくなってきています。このCPPは年間を通してグローバルに開催されるキャリアフェアです。世界中に散らばる日本人研究者、日本に就職したい研究者の方々のキャリアを支援するために活動しています。このプログラムに参加すると、日頃忙しくてしているために疎かにしがちな自分自身のキャリアデザインに対して、どのように考えたらよいのか、そしてこれから何をしたらよいのかを把握することができます。
 2005年からスタートしたこのプログラムはこれまで1,000人以上が参加し、プログラム内で開催されるジョブフェアでもこれまで200人以上の研究者が日本の民間企業に就職を決めています。また、このプログラムを出発点として様々なフィールドへと社会進出していく研究者も少なくありません。一人でも多くの大学院生、ポスドクをはじめとする研究者の方々がCPPに参加して、次の時代を生きる研究者としてさらに大きく活躍してほしいと願っています。

2019年10月11日金曜日

11月・12月のセミナー予定

11月・12月開催の金曜会セミナーのご案内です。日本からNIHを訪問される4人の先生方の講演を予定しております。是非ご都合をつけていただき多くの皆様にご参加いただける事をお待ち申し上げております。なお、以下の予定以外にセミナーご希望の方がおられました場合も、出来る限り開催させていただく方針です。NIH内外の所属・自薦他薦に関わらず幹事までご相談ください。

118日(金)第164回金曜会
演者:長船健二先生(京都大学iPS研究所腎臓・膵臓・肝臓再生研究グループ・教授)
演題:「iPS細胞を用いた腎疾患と糖尿病に対する再生医療の開発に向けて」 

126日(金)第165回金曜会 
演者1:山野晃史先生(東京都医学総合研究所・主席研究員)
演題1:「パーキンソン病の鍵を握る損傷ミトコンドリア選択的分解
演者2:笹川覚先生(野崎徳洲会病院附属研究所分子生物学研究部・部長)
演題2:「Transcription Factor II A が切断されないと何が起きる?

1211日(水)第166回金曜会
演者:滝澤仁先生(熊本大学 国際先端医学研究機構 (IRCMS)・副所長)
演題:「TBA


どうぞよろしくお願いします。

2019年9月26日木曜日

第163回金曜会のお知らせ


今回の演者は東京大学大学院医学系研究科 CKD病態生理学講座の稲城玲子特任教授です。稲城先生のご専門は腎臓病学で、高齢化と共にその患者数が急増している慢性腎臓病(CKD)の病態生理に関連する基礎研究や臨床研究を進めておられます。
今回の講演では、腎臓細胞間クロストークの破綻、それによる細胞内小器官の機能・形態障害、そしてオルガネラ間の相互作用(オルガネラクロストーク)の破綻がCKDの病態形成にどのように関与しているかなどについてご講演いただきます。
稲城先生の研究内容の詳細に関しては研究室ウェブサイト (http://www.todai-ckd.com/)を参照下さい。

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163回金曜会 2019104()
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
  演者:稲城玲子先生 (東京大学)
  演題「腎臓病と細胞・オルガネラ連関」
・懇親会:午後8時よりBangkok Garden (4906 St Elmo Ave, Bethesda)
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皆様のご参加をお待ちしております。


2019年9月12日木曜日

第162回金曜会のお知らせ


今回の演者はNCIの 谷貝知樹先生です。

谷貝先生は2014年に東京大学の理学系研究科生物化学専攻、宮島研究室で博士号を取得され、これまで肝臓の基礎研究に興味を持ち研究を進めて来られました。留学先のラボであるNCIFrank Gonzalez研究室では、脂肪肝や脂肪性肝炎、糖尿病などの生活習慣病に深く関わる肝臓内の脂質代謝経路の制御メカニズムの解明に取り組まれました。そしてPPARa およびLet-7 microRNAという遺伝子に焦点を当て、これらを介した強力な肥満抑制メカニズムの存在を明らかにされました。
谷貝先生は9月にNIHを退職後、10月からは東北大学加齢医学研究所の助教に着任されるということで、今回の金曜会セミナーでは研究成果に加え、研究留学中の紆余曲折やキャリアパス選択についてもご紹介いただける予定です。

[通常とは異なる曜日での開催とはなりますが、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。] 
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162回金曜会 2019925()
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
  演者:谷貝知樹先生 (NCI)
  演題「肝臓での脂質代謝におけるmicroRNAの新規機能の解析」
・懇親会:午後8時より Satsuma (8003 Norfolk Ave,Bethesda)
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2019年8月27日火曜日

第161回金曜会のお知らせ


今回の演者はNCIの川上正敬先生です。川上先生は日本で呼吸器内科医として肺がんの診療と研究に携わられた後、2013年に渡米され、ダートマス大学、MDアンダーソンがんセンター、NCIでさらなる研究を進めてこられました。今回、同グループが新たに現象を発見し、命名されたanaphase catastrophe誘導とその分子メカニズムについてご報告いただくとともに、そのがん特異性を活かした新たながん治療戦略についてもご講演いただきます。

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161回金曜会 2019913()
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
  演者:川上正敬先生 (NCI)
  演題「anaphase catastrophe誘導による新たながん治療戦略」
・懇親会:午後8時よりBangkok Garden (4906 St Elmo Ave, Bethesda)
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多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。



2019年8月13日火曜日

日本医科大学大学院医学研究科 教授候補者公募のお知らせ


NIH金曜会メーリングリストの皆様(BCCでお送りしております)

日本医科大学庶務課より、下記の求人情報をいただきました。
ご興味あります方は、リンク先よりご確認ください。

分子遺伝医学分野(生化学・分子生物学)の大学院教授の公募


2019年8月12日月曜日

第160回金曜会のお知らせ

160回金曜会のご案内です。今回の演者はNHGRIの谷間桃子先生です。

谷間先生は、理学療法士として臨床現場を経験されたのちに、京都大学の人間健康科学科で博士号を取得され、発生学研究室でポスドクを経験された後、発達過程に起こる遺伝子異常によって引き起こされる先天異常に興味を持ち研究を進めて来られました。NHGRIは、脳・頭部顔面の先天異常として最もよく知られる全前脳胞症(Holoprosencephaly)原因遺伝子の機能解明を目的に、SMO(Smoothened)遺伝子に焦点を当て、ゼブラフィッシュを用いた遺伝子機能解析を行った結果、点変異部位の違いにより初期発生過程の頭部顔面異常に与える影響が異なることを明らかにされました。
金曜会セミナーでは、NIH留学の2年半で挙げられた成果に加え研究留学中の紆余曲折やキャリアパス選択についてもご紹介いただける予定です。

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160回金曜会 2019823()
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
  演者:谷間桃子先生 (NHGRI)
  演題「理学療法士がNIHで先天性脳疾患の原因遺伝子機能を探る
・懇親会:午後8時よりPizzeria Da Marco (8008 Woodmont Ave, Bethesda, MD 20814)
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夏休みという事で既に旅行の計画を立てておられる方もおられると思いますが、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。