今回は、ワシントンDCで開かれるアメリカ細胞生物学会にご参加 の2人の先生にご講演いただきます。
前半の演者は東京都医学総合研究所 主席研究員の山野晃史先生です。2011年から約3年間NIND SのRichard Youleのラボでポスドクをされたのち、2014年より東京医 学総合研究所にて主にユビキチンに注目してパーキンソン病に関連 したマイトファジーの研究をしておられます。今回の講演ではPa rkin/PINK1依存性の損傷ミトコンドリアの分解機構を中 心に、パーキンソン病の克服に向けたお話をいただきます。
後半の演者は医療法人徳洲会 野崎徳洲会病院附属研究所 部長の笹川覚先生です。笹川先生は2006年から3年間セントル イスにあるワシントン大学にてシニアリサーチャーとして海外勤務 経験も持たれています。2016年からは現在のポストでご活躍さ れています。
今回の講演では、「Transcription Factor IIA が切断されないと何が起きる? 」という演題でお話しいただきます。 造血幹細胞因子として知られるMLL1,2を翻訳後修飾で切断す るユニークなプロテアーゼTaspase1のKOマウスを作成さ れたことから得られた新たな知見や洞察についてご報告いただきま す。
また、現在所属しておられる野崎徳洲会病院附属研究所(http s://nozaki.tokushukai.or.jp/ rint/)の研究環境などについてもお話しいただきます。 日本で自由な研究環境をお探しの方、 研究と臨床を両立させていきたい方にはきっと耳寄りなお話が頂け ると思います。
今回は2本立てということで、 いつにもまして多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。 ぜひお誘いあわせの上、講演・懇親会にお越しください。
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第165回金曜会 2019年12月6日(金)
・セミナー:午後6時より、ビル37 4階セミナー室
演者: 山野 晃史 先生 (東京都医学総合研究所)
演題「パーキンソン病の鍵を握る損傷ミトコンドリア選択的分解」
演者:笹川 覚 先生 (野崎徳洲会病院附属研究所)
演題「Transcription Factor II A が切断されないと何が起きる? 」
・懇親会:午後8時30分よりBangkok Garden (4906 St Elmo Ave, Bethesda)
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