4月以降、以下4人の先生のご講演が予定されています。
個々の案内はフライヤーと共に別途お知らせしますが、ぜひ今から予定を空けておいてください!
第154回(4月19日):河部剛史先生(NIAID)
河部先生は東北大学大学院医学系研究科より、2013年にNIAIDの故William Paul博士の研究室留学、その後Alan Sher博士の研究室に所属され研究活動を行われています。今回の講演ではご自身が発見された、自然免疫と獲得免疫の連続性を担う新しい特殊なTリンパ球である「Memory Phenotype (MP)細胞」についてお話ししていただきます。
第155回(4月26日):本間耕平先生(慶應大学)
本間先生は理化学研究所網膜再生医療研究チーム(高橋政代先生)の研究員を経て2011年から2年間NEIに留学され、日本医科大学助教を経て2017年から現職の慶應大学医学部眼科学教室(坪田一男先生)の助教に就任されました。高橋先生の研究室ではiPS細胞を用いた網膜細胞の再生の研究に従事され、現在は網膜神経細胞の疾患と分化メカニズムの研究をされています。iPS細胞を用いた再生医療の最先端についてお話いただく予定です。
第156回(5月24日):藤澤敏郎先生(順天堂大学)
藤澤先生は横浜市立大学医学部消化器内科教室ご出身で、2007年から4年間FDAのDr. Raj Puriのラボに留学されました。ご専門は膵臓癌で、留学中には癌細胞特異的に発現するIL-13R
alpha2を標的とした癌治療の研究に携わっておられました。帰国後はNTT東日本関東病院-肝胆膵消化器病学を経て現職の順天堂大学消化器内科の准教授に就任され、臨床医として多忙な日々を過ごしながら基礎研究を続けておられます。この度、学会でDCに来られる機会に金曜会でご講演いただく事になりました。研究の話だけでなく、基礎研究に携わる臨床医の苦労話もお聞かせいただけると思います。
第157回(5月31日):高濱洋介先生(NCI)
高濱先生は徳島大学先端酵素学研究所 所長として、免疫学胸腺研究分野で日本にとどまらず世界的にご活躍されてきました。昨年4月よりNCI、Experimental
Immunology BranchのPIに就任、徳島大学からNIHにラボを異動されました。
セミナーでは先生のご専門である胸腺環境とT細胞の分化・選択の話を中心に、多様な外来ペプチド抗原に反応できる機能的なT細胞集団を産生するための「場」として胸腺環境がどのように形成されるのか、その中で胸腺特異的プロテアソームにより産生される自己タンパク由来ペプチド抗原がT細胞分化に果たす役割、生理的意義およびがん、免疫疾患制御への応用についてご講演いただく予定です。
また研究の話に加え、高濱先生のキャリアパスについて、NIHポスドク時代から日本帰国後のキャリア、NIHに移るまでの経緯や苦労話も交えてお話いただきます。
高濱先生をご存知ない方も、以下のサイトをご覧いただければお人柄をお分かりいただけると思います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
なお、金曜会ではNIHや周りの研究所の先生方だけでなく学会等でDCを訪問される先生も、ご希望がありました場合は出来る限りセミナーを開催する事にしてます。自薦他薦は問いませんので、ぜひ幹事にご相談ください。