第78回金曜会(6月20日金曜日)のご案内です。
この度の講演では、NCIの沖山先生の研究より、
血液疾患への造血細胞移植の際に問題となるGVHDの主要症状の一つである皮膚症状について、モデルマウスを用いた病態生理の解明、治療法の開発についてお話ししていただく予定です。
またご自身の経歴を踏まえ、この度日本にて出身医局とは別のポジションを得ることのできた経緯についても触れていただきます。
講演(研究)内容
白血病や免疫不全症の際に行われる造血細胞移植の合併症であるGVHD (Graft-versus host disease) では様々な臓器に障害が生じ、皮膚においては、病理学的に液状変性と呼ばれる水疱・びらんを伴う紅斑が全身に拡大します。移植した免疫担当細胞のうち特にT細胞が自己組織である表皮細胞を障害することが皮膚の炎症の原因と考えられていますが、病態はいまだ明確ではなく、治療法も確立されていません。沖山先生のラボではGVHDを代表とした自己免疫性皮膚粘膜疾患のモデルマウスを確立し、発症メカニズムの解明と明らかになったメカニズムを踏まえた新しい治療アプローチを開発されました。その最新の研究結果について報告していただきます。
またご自身の経歴を踏まえ、この度日本にて出身医局とは別のポジションを得ることのできた経緯についても触れていただきます。
講演(研究)内容
白血病や免疫不全症の際に行われる造血細胞移植の合併症であるGVHD (Graft-versus host disease) では様々な臓器に障害が生じ、皮膚においては、病理学的に液状変性と呼ばれる水疱・びらんを伴う紅斑が全身に拡大します。移植した免疫担当細胞のうち特にT細胞が自己組織である表皮細胞を障害することが皮膚の炎症の原因と考えられていますが、病態はいまだ明確ではなく、治療法も確立されていません。沖山先生のラボではGVHDを代表とした自己免疫性皮膚粘膜疾患のモデルマウスを確立し、発症メカニズムの解明と明らかになったメカニズムを踏まえた新しい治療アプローチを開発されました。その最新の研究結果について報告していただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
第78回金曜会 (2014年6月20日)
セミナー:午後6時より、ビル37、4階セミナー室
演者:沖山 奈緒子先生
Dermatology
Branch, NCI, NIH
演題:CD8T細胞が制御するGVHD様皮膚粘膜自己免疫疾患モデルを用いた表皮障害機構の解明と治療法開発
懇親会:午後8時より Bangkok Garden (Bethesda)