2012年4月30日月曜日

NIH海外特別研究員の募集開始のお知らせ


日本学術振興会(JSPS)ワシントンオフィスよりNIH海外特別研究員の募集開始のお知らせを頂きました。
以下にありますポスターをご参照ください(詳細はこちらのリンクをご覧ください)。

ご質問等は日本学術振興会(JSPS)ワシントンオフィス(kaitoku_nih@jspsusa.org)までお問い合わせ頂きますよう宜しくお願い致します。



2012年4月26日木曜日

第38回金曜会のお知らせ


38回金曜会:2012511()

午後6時~730分:後藤 謙元先生
「視細胞の老化と眼疾患・そして予防~臨床と基礎研究の二足わらじを履いて~

場所:ビル372階セミナー室(Room2041/2107

懇親会
午後8時より、Rockbottom, Bethesda

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後藤先生は金曜会の幹事をされていますが、この度京都大学眼科に戻られることになりました。先生が京都大学とNEIで取り組んできた網膜疾患に関する基礎研究のレビューと、これらの研究をMDが行うことの意義について、お話しいただけると思います。また、3年超のアメリカ生活の経験から、四季おりおりのイベント情報の効率のよい探し方をお話いただけるとのことなので、新しくNIHにいらっしゃった方にもお勧めいたします。

参加ご希望の方は、57日(月)までに金曜会管理メール(第38回担当:本間)までご連絡をお願いいたします。

多くの方のご参加を幹事一同、心よりお待ち致しております。

























(要旨)
ヒトは外界からの刺激のうち、90%を視覚から得ていると言われています。視覚刺激を最初につくるのは網膜です。網膜を構成する細胞は、中枢神経由来の細胞と一部共通の性質をもちながらアクセスが容易で比較的丈夫なこともあり、生理・発生や再生の研究材料として基礎研究者を魅了してきました。一方、眼の病気になる方はたいへん多く、基幹病院の科別受診者数をみると眼科は上位5位に常に入ります。

  失明への対策・予防がもっとも重要な眼科研究のテーマであることは論を待ちません。失明の原因は時代とともに変遷してきており、現在では50歳以上で視機能の低下をおこす網膜疾患への取り組みが重要です。演者はこれまで高齢者の網膜疾患の臨床研究、基礎研究を中心に携わってきました。研究の方向は、二人のメンター、京都大学眼科の吉村長久教授、NEIAnand Swaroop, PhDにより決めていただいてきました。その過程で、臨床研究と基礎研究の融合は伝統の中でしか開花し得ない、という強い信念をもつようになり、いかに組織に貢献するかということを常に考えています。

  講演では、京都大学眼科で行った研究とNIHで行った研究の両方を取り上げたいと思います。まず京都大学で、ゲノム医学センターの先生方に支えられて立ち上げた、加齢黄斑変性・変性近視に対する全ゲノム相関研究についてお話したいと思います。これは現在「ながはまプロジェクト」という0次コホートにつながっています。次の話題として、近年、眼科では網膜光断層計というイメージング方法が進歩し、患者の視細胞の数・形態まで判別できる解像度が実現されています。第三次世代の断層計の開発に、筑波大学理工学群や京都大学眼科の板谷正紀准教授などのもとで居合わせることができた経験をもとに、器械の開発が眼科臨床・基礎研究に与えるインパクトについて、お話をしたいと思います。次に、NIHでの三年間の研究で得られた、マウス桿体細胞の老化に伴う遺伝子発現の変化について、次世代シークエンサー・エクソンアレイを用いた解析結果の一部と、それを裏付ける生理学的実験、予防につながる実験についてお話したいと思います。最後に、帰国後京都大学眼科で立ち上げる病的近視の研究のプランについてプレゼンテーションし、金曜会のかたがたからsuggestion を得たいと考えております。

演者は3年超をNIHで過ごさせていただきましたが、週末を中心によく近郊に出かけました。最後の20分あまりを、各季節の観光情報のご紹介・週末イベントの効率のよい探し方にあてさせていただきたいと思います。いろいろな家族構成・在米期間の方がいらっしゃいますが、主にいらっしゃって1年未満の方が訪れて楽しい場所をご紹介できたらよいと思います。


2012年4月23日月曜日

7月の金曜会(2)

7月の金曜会は7月20日に開催予定です。演者はNCIでPIをされておられます小林久隆先生です。小林先生は2009年10月の第12回金曜会以来2度目のご講演になります。前回と同じく、分子イメージング研究の最前線のお話で聴衆を圧倒して頂ける事と思います。


小林先生による一般向けのNCIと先生の研究の紹介はこちらもご参考ください(ワシントン商工会様の会報への小林先生のご寄稿です)。小林先生の研究だけでなく先生のお人柄が覗われ、セミナーにご興味持たれる方もおられると思います。


詳細は後日また連絡させて頂きます。

6月の金曜会(3)

6月の金曜会は2回開催予定です。

1)6月1日
演者1久保田義顕先生(慶応大学医学部)
講演テーマ:久保田先生はNHLBIの向山洋介先生のラボに4月から7月まで滞在予定で、ご講演のご依頼を頂きました。目の血管を用いた血管新生のメカニズムの研究につきましてお話頂く予定です。
演者2日下部哲也先生(独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA))
講演テーマ:PMDAの活動についてお話頂く予定です。昨年6月の第27回金曜会におきまして、同じくPMDA御所属の植村先生より薬事法についてお話頂きましたが、今回日下部先生にはまた違ったPMDAの役割についてお話し頂く予定です。



2)6月29日
演者吉澤匡人先生(Lab for Evolutionary Developmental Biology/ Department of Biology/ University of Maryland)
講演テーマ:Cave fish(進化の過程で目を持たなくなった洞窟魚)を用いた研究で、洞窟魚の特異的能力獲得に関した進化のお話をして頂く予定です。吉澤先生の紹介はこちらもご参考ください(ワシントン商工会様の会報への吉澤先生のご寄稿です)。


(本ポストの掲載に伴い「6月の金曜会」、「6月の金曜会(2)」は削除させて頂きましたのでご了承ください)

2012年4月12日木曜日

【締切延長】熊本大学エイズ学研究センター 准教授募集のお知らせ

以前、NIAID/VRCの山本拓也先生より情報を頂きました熊本大学エイズ学研究センターの若手研究者向け独立准教授募集の件につきまして、募集締切の延長のお知らせを頂きました。

以下に募集内容を転載いたします。

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熊本大学エイズ学研究センター独立准教授募集:

熊本大学エイズ学研究センターでは、エイズ学研究領域の独立准教授(8年間のテニュアトラックポスト)を募集します。
研究室を独自に運営し、大学院学生を直接指導していただくポストです。以下のweb siteで詳細は確認ください。

 応募締め切り:平成24年5月14日

採用に関する詳細 
http://www.caids.kumamoto-u.ac.jp/aidsnew/saiyo/120217assoc_pro.htm

テニュアトラックポストに関して 
http://www.caids.kumamoto-u.ac.jp/aidsnew/page/tenure.htm
滝口
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このポジションに興味のある方は山本拓也先生から
詳細をお伺いする事ができますので、まずは金曜会
管理メール(nih.kinyokai@gmail.com)まで御連絡ください。
私共より山本拓也先生(NIH/ NIAID/ Vaccine Research Center)に
ご紹介させて頂きます。

2012年4月2日月曜日

第37回金曜会のお知らせ

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37回金曜会 413

セミナー:午後6時より 
場所:ビル372階セミナー室(Room2041/2107
演者:赤畑渉先生(NIAID/Vaccine Research Center
演題:アルファウイルスに対するワクチン開発
(講演要旨につきましては以下のフライヤーをご覧ください)
  
懇親会:午後8時より
Penang Malaysian Cuisine (4933 Bethesda Ave, Bethesda)
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参加ご希望の方は、49日(月)までに金曜会メール37回担当:古澤)までお返事頂けますでしょうか。
多くの皆様の御参加をお待ち申し上げております。